ためしてガッテンで話題になった「神ワザ」を応用して、今回は誰でも簡単に作れる甘夏ジャムのレシピをご紹介します。甘夏の皮を手軽にむく方法は、グレープフルーツの皮むき術としても知られており、実は甘夏やレモンなどの柑橘類でも同じ手法が利用できるのです。本記事では、ためしてガッテン流の皮むきテクニックを活かした失敗しない作り方を、わかりやすく解説します。忙しい人でも取り入れやすいシンプルな工程で、美味しいジャムに仕上がるので、ぜひお試しください。
ためしてガッテン流皮むき術の魅力
皮むきのポイント
まず大切なのは、柑橘類の皮むきのコツです。通常、グレープフルーツや甘夏の皮はむくのが大変ですが、沸騰したお湯で3分茹でた後、氷水で5分冷やすという簡単な方法を試すだけで、皮がスルッと剥けるようになります。この方法は、中の実には火が通らず、果実本来の美味しさを保つことができるのがポイントです。さらに、白い苦味の部分をそぎ落とすことで、よりマイルドな味わいに仕上がります。
他の柑橘にも応用可能
実は、同じ手法は甘夏だけでなく、レモンやグレープフルーツなど、皮が厚く剥きにくい柑橘類にも有効です。皮むきが苦手な人や、手軽にジャムを作りたい人には、ためしてガッテン流のこのテクニックがおすすめ。料理初心者でも安心して挑戦できるので、ぜひ他の柑橘にも挑戦してみてください。
甘夏ジャムの基本レシピ
材料と準備
今回の甘夏ジャムには、以下の材料を用意します。レシピでは甘夏4個分を使用し、甘夏の実の重量の約50％の砂糖（400g）を目安にしています。実際には、皮2個分のみを使用し、残りの皮は刻んでお菓子作りなどに活用することも可能です。安心して使用できる、国産のノーワックス甘夏がおすすめです。
| 材料 | 分量 |
|---|---|
| 甘夏 | 4個（皮は2個分使用） |
| 砂糖 | 400g（実の重さの約50%） |
調理手順
以下に、失敗しない甘夏ジャムの作り方をステップごとに解説します。
1. 沸騰したお湯で洗った甘夏を3分間茹で、その後氷水で5分間冷やします。
2. 冷えた甘夏から皮を剥き、白い部分（苦味の原因）を丁寧にそぎ落とします。加えて、実の薄皮をむき、種を取り除きます。
3. 残った2個分の皮は、2～3回に分けて茹でこぼします。1回の茹で時間は2～3分程度で、苦味が強い場合は回数を増やすと調整が可能です。
4. 茹でた皮は細長く千切りにしておきます。
5. 鍋に、甘夏4個分の実と砂糖を入れ、30分ほど置いて自然に水分を出させます。その後、細切りにした皮を加えながら、とろみが出るまで煮詰めます。
6. 最後に、清潔なガラス瓶にジャムを詰め、粗熱が取れたら冷蔵庫で保存します。
このシンプルな工程で作る甘夏ジャムは、皮も一緒に使うので、柑橘の香りと酸味がしっかり感じられる一品に仕上がります。
アレンジレシピ：レモンジャムの作り方
レモンジャムの特徴
甘夏ジャムと同様に、レモンもためしてガッテン流の技術で簡単に皮むきが可能です。レモンジャムは、皮丸ごと使うことで、見た目にも鮮やかで香り高いジャムに仕上がります。皮の苦味が気になる方は、皮を細かく刻む前に一度茹でると、苦味が軽減され、美味しく作ることができます。
レモンジャムの調理手順
レモンジャムの作り方も非常にシンプルです。以下の手順で作ってみましょう。
1. 洗ったレモンを沸騰したお湯で3分間茹で、その後氷水に入れて5分間冷やします。
2. レモンの皮をむき、薄切りまたは千切りにします。同時に、実から種を除き、果汁をしっかり絞っておきます。
3. 刻んだ皮と絞った果汁、さらにきび砂糖（お好みで30g程度）を鍋に入れ、中火で加熱しながら煮詰めます。
4. とろみが十分に出たら火を止め、清潔な瓶に詰めて粗熱を取ったら完成です。
このレシピは、少量の材料で短時間に仕上がるため、急いでいる時や朝食用にピッタリです。茹でることで苦味が和らぎ、爽やかな酸味と甘みが絶妙なバランスになっています。
冷凍フルーツを使った簡単ジャム
冷凍フルーツの利点
甘夏やレモンのほか、ブルーベリーやストロベリーなど、さまざまなフルーツで手作りジャムを楽しむことができます。冷凍フルーツを使うと、煮詰める時間が短縮でき、ペクチンによるとろみが出やすくなるため、手軽に美味しいジャムが作れるのが魅力です。忙しい日常でも、あっという間に完成するのでおすすめの方法です。
冷凍フルーツジャムの作り方
冷凍フルーツジャムの基本的なレシピはとてもシンプルです。必要な材料と工程は次の通りです。
1. お好きな冷凍フルーツ30gを電子レンジで解凍します。
2. 解凍したフルーツをフライパンに移し、弱火から中火で潰しながら加熱します。
3. 強火に切り替え、約3分程度煮詰めてとろみがついたら火を止めます。
4. 最後に砂糖を20～30g加え、全体をよく混ぜ合わせれば完成です。
この方法なら、わずか数分で手作りジャムが楽しめ、朝食のトーストやヨーグルトのトッピングにぴったりです。また、手間が少ないので、忙しい朝でも手軽に作れます。
甘夏ジャムの保存と活用法
作りたての風味を楽しむコツ
自家製ジャムは、清潔な瓶に詰めて冷蔵庫で保存するのが基本です。冷蔵保存することで、果実本来の酸味や風味がしっかりと保たれ、長期間楽しむことができます。繊細な風味を失わないよう、衛生面に気を付けながら作業することが大切です。
活用シーンのアイデア
手作りの甘夏ジャムは、そのままパンに塗るだけでなく、ヨーグルトやアイスクリームのトッピング、さらにはクッキーやケーキの生地に混ぜ込むなど、さまざまな用途で活躍します。また、皮や果汁を余すことなく利用できるため、無駄がなく経済的。おもてなしのデザートとしても十分な存在感を放ち、和洋問わず幅広いシーンで使えるのが魅力です。
まとめ
今回ご紹介したためしてガッテン流のジャム作りは、特別な機材や高度な技術を必要とせず、シンプルな手順で本格的な味わいの甘夏ジャムやレモンジャム、さらには冷凍フルーツを使ったジャムまで、幅広いバリエーションを楽しむことができます。
【ポイントのまとめ】
・沸騰したお湯で3分茹で、氷水で5分冷やすことで柑橘類の皮が簡単にむける。
・苦味を抑えるために、皮の白い部分は丁寧にそぎ落とす。
・甘夏ジャムは実と皮を上手に組み合わせることで、風味豊かに仕上げる。
・レモンジャムや冷凍フルーツジャムも、シンプルな工程で短時間に作ることができる。
毎日の食卓をちょっと豊かにするため、ぜひこの簡単ジャムレシピにチャレンジしてみてください。甘夏の爽やかな酸味と、砂糖との絶妙なハーモニーが、家族みんなの笑顔を呼ぶこと間違いなしです。手作りならではの温もりと、自然な甘さを存分に味わいながら、あなたの日々の時間がさらに華やかになることでしょう。
