長い年月を経て、再び髪型に大胆な挑戦をすることにした。かつて短めの髪で無理やり挑戦したコーンロウは、痛みと不完全な仕上がりが印象に残っていた。しかし、13年ぶりにしっかりと伸ばした髪を使い、プロの手によって丁寧に仕上げてもらう決意を固めた。
過去の挑戦と今回の違い
13年前の挑戦
昔、無理にコーンロウに挑戦したときは、髪の長さが足りず美容師に懇願して編んでもらった結果、頭皮が痛み出すほどの施術となった。当時の写真には、サイドに刻んだ「ロケット」や「24」の文字さえも残っており、過酷な経験を物語っていた。
今回の新たな挑戦
今回のコーンロウは、前回とは大きく様変わり。十分な長さがある髪と、余分な毛量を適度にすいて整える工程から始まった。横部分は普段の刈り上げスタイルを活かし、トップはゆったりと3人の美容師によるチームワークで、3時間にもわたる丹念な作業が施された。髪は見事に編み込まれ、まるで芸術作品のような仕上がりに驚きを禁じ得なかった。
美容室での3時間コーンロウ作り
プロの手による緻密な作業
美容室では、まず髪をブロックごとに分け、下準備を始める。鏡の前に座ってから約40分ほどの準備期間を経て、いよいよ編み込みがスタート。担当の美容師は、三つ編みで細かく毛束を作りながら、後ろへ向かうにつれて徐々に太い毛束にしていく。3人がかりで黙々と作業を進めるさまは、まさに阿吽の呼吸。長時間の作業にもかかわらず、痛みはほとんど感じることなく、今回は快適な施術となった。
芸術的な仕上がりと髪型の魅力
驚きの似合い度とスタイリングの多様性
完成したコーンロウは、自分でも驚くほどしっくりと馴染んでいた。毛先に残る茶髪が絶妙なアクセントとなり、芸術的な印象を放つ。さらにこのスタイルは、帽子やアクセサリーとの相性も抜群。トップハットを合わせればダンサー風に、ニットキャップならスノーボーダーのようにも演出できるため、どんな服装にも合わせやすい万能な髪型となる。
洗髪の難しさと日常生活での注意点
洗髪すると毛束が崩れてしまうという重大なデメリットもある。せいぜい3~4日をひとつの目安にしながら、日常生活を送る必要がある。特に寒い季節であっても、髪を全く洗わないわけにはいかないため、スタイルを保つためのケア方法や、状況に応じた調整が求められる。
意外な妻の一言にグサリ!
全力で挑戦し、見事に仕上がったコーンロウ。しかし、家に帰った途端、妻から放たれた一言が全てを物語った。妻は、
「片方だけ残すんじゃなくて、両方残せば後ろで結べたのに。バカだね~」
という。オシャレに自分を飾って褒めてもらおうと期待していただけに、その一言はまさにグサリと心に突き刺さった。確かに、両方を残して後ろで結べばさらに洗練された印象になるだろう。自身の選択が少し未熟だったことに気付き、反省とともに、次回への挑戦意欲を新たにする結果となった。
まとめと今後の展望
今回のコーンロウへの挑戦は、13年前の辛い記憶を払拭し、新たな自分を発見する素晴らしい機会となった。丁寧な施術による芸術的な仕上がり、そして万遍なく合わせられるスタイリングの多様性は、今後もさまざまな髪型への挑戦へとつながるヒントとなるだろう。たとえ妻の一言で一瞬悔しさを感じたとしても、「俺の髪型は俺の個性」だと自信を持ち、次はドレッドやアフロなど、更なる変化に挑戦してみるのも面白いかもしれない。
日々の生活の中で、少し変わった髪型を持つことの楽しさや苦労を実感した今、これからも自分らしさを追求する冒険は続く。今後もさまざまなスタイルに挑戦しながら、日常に彩りとユーモアをプラスしていきたい。


