ためしてガッテン流!ゆで卵がツルッと剥ける茹で方の秘密
ゆで卵を作るたびに殻がボロボロになり、白身がえぐれてしまう。そんな経験をしたことがある方は多いのではないでしょうか。せっかくきれいに茹でたのに、殻を剥く段階で台無しになってしまうのは本当にストレスです。
実は、NHKの人気番組「ためしてガッテン」で紹介された方法を使えば、誰でも簡単にツルッと剥けるゆで卵を作ることができます。この記事では、ガッテン流の失敗しないゆで卵の茹で方を、科学的な根拠とともに徹底解説します。
なぜゆで卵の殻は剥きにくいのか?原因を科学的に解説
ゆで卵の殻が剥きにくい最大の原因は、卵の白身に含まれる「二酸化炭素(炭酸ガス)」にあります。新鮮な卵ほど白身の中に二酸化炭素が多く含まれており、加熱するとこのガスが膨張して白身を殻の内側に強く押しつけてしまうのです。
つまり、スーパーで買ったばかりの新鮮な卵ほど、殻が剥きにくいという皮肉な現象が起きます。日が経つにつれて二酸化炭素は殻の微細な穴から自然に抜けていくため、産卵から7~10日ほど経過した卵のほうが剥きやすくなります。
卵の構造を知ると理解が深まる
卵のとがっていない側(お尻の部分)には「気室」と呼ばれる空気の層があります。ガッテン流の茹で方では、この気室の存在を活用して二酸化炭素を効率的に逃がすことがポイントになります。
ガッテン流ゆで卵の茹で方【完全手順】
それでは、ためしてガッテンで紹介された具体的な手順を見ていきましょう。
ステップ1:卵のお尻にヒビを入れる
冷蔵庫から取り出した卵の丸みのある側(お尻)を、スプーンの背や平らな面で軽くコツンと叩いて、小さなヒビを入れます。このとき力を入れすぎると白身が飛び出してしまうので、殻にうっすらとヒビが入る程度にしてください。
気室がある側にヒビを入れることで、加熱中に二酸化炭素が抜け、白身が殻に密着するのを防ぎます。これがガッテン流の核心テクニックです。
ステップ2:沸騰したお湯に卵を入れる
鍋にたっぷりの水を入れて沸騰させます。おたまやスプーンを使って、卵をそっとお湯に入れましょう。水から茹でるのではなく、沸騰したお湯に入れることで、白身が素早く固まり殻から剥がれやすくなります。
ステップ3:茹で時間の目安
| 仕上がり | 茹で時間 | 黄身の状態 |
|---|---|---|
| とろとろ半熟 | 6~7分 | 中心がとろりと流れる |
| しっとり半熟 | 8~9分 | 中心がやや柔らかい |
| かたゆで | 11~12分 | 全体がしっかり固まる |
茹でている間は、最初の2~3分だけ軽く卵を転がすと黄身が中央にきれいに収まります。
ステップ4:冷水で急冷する
茹で上がったらすぐに冷水(できれば氷水)に入れて急冷します。急激な温度差で殻と白身の間にすき間ができ、さらに剥きやすくなります。最低でも5分以上は冷水に浸けておきましょう。
さらに剥きやすくする裏ワザ3選
ガッテン流の基本テクニックに加えて、さらに成功率を上げるための方法をご紹介します。
1. 茹でる前に画鋲で穴を開ける方法
スプーンで叩く代わりに、卵のお尻に画鋲やピンで小さな穴を開ける方法も効果的です。100均で売られている「卵の穴あけ器」を使えば、力加減を気にせず安全に穴を開けられます。
2. 茹でるお湯に酢や塩を加える
お湯に大さじ1程度の酢を加えると、万が一ヒビから白身がはみ出しても素早く固まるため、見た目のきれいなゆで卵に仕上がります。塩にも同様の効果があります。
3. 殻を剥くときは水中で
殻を剥く際に、水を張ったボウルの中で作業すると、水が殻と白身の間に入り込んでスルッと剥けます。ガッテンでも推奨されていたテクニックです。
フライパンでもできる!少量の水で時短ゆで卵
鍋でたっぷりのお湯を沸かすのが面倒という方には、ためしてガッテン流フライパンで作る時短ゆで卵もおすすめです。フライパンに卵と少量の水(約1cm程度)を入れ、フタをして蒸し茹でにする方法で、お湯を沸かす時間を大幅に短縮できます。
また、ゆで卵を大量に作って保存したい場合は、ためしてガッテン式ゆで卵の冷凍保存術も参考にしてみてください。サンドイッチやタルタルソースなど、さまざまな料理に活用できます。
ゆで卵の茹で加減を好みに仕上げるコツ
ゆで卵の仕上がりに影響を与える要因は、茹で時間だけではありません。以下のポイントも意識してみてください。
- 卵の温度:冷蔵庫から出したての冷たい卵は、記載の茹で時間より30秒~1分ほど長めに設定する
- 卵の大きさ:Lサイズの卵はMサイズに比べて30秒ほど長く茹でる
- 火加減:沸騰してからは中火で安定させ、グラグラと激しく煮立たせない
- 卵の数:一度にたくさん茹でるとお湯の温度が下がるため、1~2分追加する
ゆで卵が活躍する簡単アレンジレシピ
ツルッときれいに剥けたゆで卵があれば、料理の幅がぐんと広がります。
味付け卵(煮卵)
半熟のゆで卵を、醤油・みりん・酒を1:1:1で合わせたタレに一晩漬け込むだけ。ラーメンのトッピングやお弁当のおかずに最適です。
デビルドエッグ
かたゆで卵を半分に切り、黄身をマヨネーズとマスタードで和えて白身に戻す洋風アレンジ。パーティーの前菜にぴったりです。
卵サラダサンド
かたゆで卵を粗くつぶし、マヨネーズ・塩・こしょうで味付けするだけのシンプルレシピ。きれいに剥けた卵なら、ゴロッとした食感も楽しめます。
よくある失敗とその対処法
| 失敗の症状 | 原因 | 対処法 |
|---|---|---|
| 殻にヒビが入り白身が流出 | 卵を入れるときの衝撃 | おたまでそっと入れる・酢をお湯に加える |
| 黄身が端に寄っている | 茹で始めに転がさなかった | 最初の3分間ゆっくり転がす |
| 黄身が緑がかっている | 茹ですぎ | 茹で時間を12分以内にする |
| 白身がゴムのように硬い | 火が強すぎる | 中火で静かに茹でる |
まとめ:ガッテン流で失敗知らずのゆで卵を
ためしてガッテン流のゆで卵のポイントをおさらいしましょう。
- 卵のお尻(丸い側)にスプーンで軽くヒビを入れる
- 沸騰したお湯にそっと卵を入れる
- 好みの固さになるまで中火で茹でる
- 茹で上がったら冷水で5分以上急冷する
この4ステップを守るだけで、驚くほどきれいに殻が剥けるゆで卵が完成します。朝食やお弁当、おつまみなど、さまざまな場面で活躍するゆで卵を、ぜひストレスフリーで楽しんでください。
ガッテン流の調理テクニックは他にもたくさんあります。例えば卵の冷凍保存でもっちり濃厚な黄身を楽しむ方法も、卵好きの方にはぜひ試していただきたい裏ワザです。

