知識を覚えているかより、条件を順番に整理することがポイント。紙と鉛筆があれば取り組める、短い論理クイズを6問用意しました。まず自分で考え、迷ったらヒントを一つ開いてみてください。
各問題は編集部で作成したものです。書かれた条件だけで答えが一つに決まることを、候補の全通りを調べて確認しています。難しさの表示は編集部の目安で、年齢別の能力判定ではありません。
解くときのコツは「わかる・違う・まだ不明」
「Aではない」だけで、すぐにBと決めないようにします。候補がCもあるなら、BとCを両方残すのがコツです。条件が長く感じたら、一つずつ短いメモに書き換えましょう。
第1問|4冊の本の並び順
入門/順番を整理
赤・青・白・緑の本を、左から右へ1列に並べます。4冊はそれぞれ1冊ずつです。
- 赤のすぐ右隣に青があります。
- 白は青より右にあります。
- 緑は両端のどちらにもありません。
左から、どの順番に並んでいますか?
第1問のヒントを見る
赤と青を「赤・青」という一つのまとまりとして置いてみましょう。
第1問の答えと考え方を見る
赤 → 青 → 緑 → 白です。
赤・青のまとまりを2・3番目に置くと、白は4番目、緑は1番目となり、緑が端になってしまいます。3・4番目に置くと、白を青の右に置けません。したがって赤・青は1・2番目。残りの3・4番目には、緑・白の順で入ります。
第2問|3人のカップと飲み物
入門/組み合わせ
葵・健・美緒が、赤・青・緑のカップを一つずつ使っています。飲み物は紅茶・コーヒー・水で、こちらも重なりません。
- 赤のカップには紅茶、青にはコーヒー、緑には水が入っています。
- 葵のカップは赤ではなく、飲み物も水ではありません。
- 健は紅茶を飲んでいません。
それぞれのカップの色と飲み物は?
第2問のヒントを見る
葵について、赤と緑の二つを候補から外せます。
第2問の答えと考え方を見る
葵=青・コーヒー、健=緑・水、美緒=赤・紅茶です。
葵は赤ではなく、水の入った緑でもないので青。残りは赤と緑ですが、健は紅茶ではないため赤を使えません。健が緑になり、美緒が赤になります。
第3問|本当のことが書かれた札は一つ
中級/真偽を考える
赤・青・白の箱のどれか一つに、コインが入っています。各箱の札には次の文が書かれています。
- 赤の札:「コインは青の箱にある」
- 青の札:「コインは青の箱にはない」
- 白の札:「コインは赤の箱にはない」
この3枚の札のうち、本当のことが書かれた札は、ちょうど一つです。コインはどの箱にありますか?
第3問のヒントを見る
赤と青の札は正反対の内容です。この二つだけで、本当の札は何枚になりますか?
第3問の答えと考え方を見る
赤の箱です。
赤と青の札は正反対なので、どこにコインがあっても、この二つのうち一つは本当です。本当の札は全体で一つだけなので、白の札は嘘でなければなりません。「赤にはない」が嘘なら、コインは赤です。
確かめると、赤の札は嘘、青の札は本当、白の札は嘘。条件どおり、本当は一つです。
第4問|3桁の暗証番号
中級/数字の候補を絞る
暗証番号は3桁で、それぞれの桁には1・2・3・4・5のどれかが入ります。同じ数字は2回使いません。
- 百の位より十の位、十の位より一の位の数字が大きい。
- 十の位は、百の位より2大きい。
- 三つの数字を足すと9になる。
暗証番号は何ですか?
第4問のヒントを見る
百の位を1としたとき、十の位は3。百の位を2としたときは、どうなるでしょう。
第4問の答えと考え方を見る
135です。
百の位が1なら十の位は3、合計9にする一の位は5で、すべて満たします。百の位が2なら十の位4、残りは3となり、右ほど大きい条件に反します。百の位が3なら十の位5ですが、5より大きい一の位を使えません。4以上では十の位が5を超えるので候補から外れます。
第5問|4日間のイベントを決めよう
中級/日程の整理
月曜から木曜までの4日間に、読み聞かせ・工作・クイズ・片付けを一つずつ行います。同じ日に二つは行いません。
- 読み聞かせの翌日に工作を行います。
- クイズは月曜ではありません。
- 片付けはクイズより後の日です。
- 工作は木曜ではありません。
月曜から順に、何を行いますか?
第5問のヒントを見る
読み聞かせと工作は連続する2日。置ける場所を順番に試します。
第5問の答えと考え方を見る
月曜=読み聞かせ、火曜=工作、水曜=クイズ、木曜=片付けです。
読み聞かせ・工作を火曜・水曜にすると、残りは月曜・木曜。クイズは月曜ではないので木曜となり、その後に片付けを入れられません。水曜・木曜なら「工作は木曜ではない」に反します。したがって月曜・火曜に決まり、残る水曜・木曜はクイズ・片付けの順になります。
第6問|6枚の硬貨で280円
応用/枚数と金額を両方使う
10円玉・50円玉・100円玉だけを使い、硬貨6枚で280円になりました。3種類の硬貨を少なくとも1枚ずつ使っています。
10円玉・50円玉・100円玉は、それぞれ何枚ですか?両替や外国の硬貨は考えません。
第6問のヒントを見る
100円玉が3枚以上だと金額を超えます。1枚の場合と2枚の場合を分けましょう。
第6問の答えと考え方を見る
10円玉3枚、50円玉1枚、100円玉2枚です。
100円玉が1枚なら、残りの5枚で180円を作る必要があります。5枚を全部10円玉と考えると50円。10円玉を50円玉に1枚替えるたび40円増えるので、130円の差をぴったり埋められません。
100円玉が2枚なら、残り4枚で80円です。4枚全部が10円玉なら40円なので、そのうち1枚を50円玉に替えれば80円。合計は30+50+200=280円、枚数は3+1+2=6枚です。
家族や教室で出すときの進め方
一度に6問出すより、最初は第1問だけを一緒に解いてみましょう。答えを早く言えた人だけでなく、「この条件から、この候補を消した」と説明できたことも楽しむと、参加の仕方が広がります。
複数人なら、紙に個別に答えを書いてから見せ合う形にすると、先に聞いた答えに引っ張られにくくなります。低学年で文を読むのが難しい場合は、大人が条件を一つずつ読み上げても構いません。
さらにみんなで遊びたいときは、小学生向けの室内レクリエーション8選へ。静かに考えるクイズのあとに、ジェスチャーや紙タワーを組み合わせる案もあります。





