絶品!乾パンが驚くほど美味しくなるためしてガッテン流アレンジレシピ3選

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近年、非常食としてのイメージが強い乾パンですが、実は普段の食卓にも大活躍する万能な食材です。今回は、ためしてガッテンで紹介されたアレンジレシピをもとに、乾パンを使った絶品メニュー3品をご紹介します。どれもシンプルな材料で手軽に作れるため、料理初心者でもチャレンジしやすいのが魅力です。さらに、乾パンにまつわる豆知識も合わせてご紹介するので、乾パンの新たな魅力を再発見してください。

レシピその1:ジューシーな肉団子

材料とポイント

肉団子は、ふわっとした中身とカリッと揚がった外側の食感がたまりません。基本の材料は、乾パン、豚ひき肉、玉ねぎ、卵とシンプルですが、乾パンが加わることで肉団子自体にほのかな香ばしさと旨味がプラスされます。また、乾パンが水分を吸ってしっとりとした食感を生むので、揚げたときのバランスも絶妙です。

材料(8個分) 分量
乾パン 75g
50ml
豚ひき肉 75g
玉ねぎ 25g
1個
小さじ1/2
こしょう 少々
揚げ油 適量

作り方とコツ

1. まず、乾パンをビニール袋に入れて、まな板など硬いものを使い、細かく砕いておきます。砕いた後、50mlの水を加え軽く混ぜ、しっかりふやかします。
2. ふやかした乾パンに豚ひき肉、みじん切りにした玉ねぎ、溶いた卵を加え、全体が均一になるまでしっかりこねましょう。
3. 塩とこしょうで下味を調え、一口大に丸めます。
4. 180℃に熱した油で、肉団子の表面がカリッと黄金色になるまで揚げれば完成です。
乾パンが肉団子の中に加わることで、肉だけだと固くなりがちな部分がふんわりとして、食感のアクセントになっています。ケチャップやお好みのソースを添えると、一層美味しさが引き立ちます。

レシピその2:アレンジ自在のおはぎ

おはぎに乾パンをプラスする驚きの理由

おはぎは、もち米で作る伝統的な和菓子ですが、乾パンを取り入れることで、いつもとは違った風味や食感が楽しめます。もち米と同量の乾パンを使う点にも注目してください。乾パンの香ばしさともち米のもっちり感が見事にマッチし、また違ったタイプのおはぎが完成します。

材料(12個分) 分量
乾パン 160g
もち米 160g(通常の1合分)
80ml
お好みの具 きなこ、あんこなど

調理手順とポイント

1. もち米は、軽く洗った後、白米1合分の水で30分ほど浸してから、通常通りに炊きます。もち米ならではのもちもち感が出るまでしっかり炊き上げることが大切です。
2. 乾パンは細かく砕いてから80mlの水を加え、軽く混ぜ合わせ、15分程度放置してふやかします。
3. 炊き上がったもち米に、ふやかした乾パンを加え、均一に混ぜ合わせたらさらに15分ほど置き、具材同士のなじみを促進します。
4. 最後に、全体を12等分し、一つ一つ丸めた後に、お好みのあんこやきなこをトッピングして仕上げます。
このレシピでは、乾パンがもち米と合わさることで、ほんのり香ばしい風味と新しい食感が楽しめ、いつものおはぎとは一味違った贅沢な味わいになります。

レシピその3:サクサクドーナツ

シンプルで驚きのアレンジ

サックリとした食感と、ほんのり甘い風味を楽しめるドーナツ。乾パンを使用することで、油で揚げたときにパリッとした食感に仕上がります。少量の砂糖と牛乳、そして溶き卵の組み合わせで、サクサクながらも中はしっとりとしたドーナツが完成します。

材料(10個分) 分量
乾パン 80g
牛乳 100ml
溶き卵 1/2個分
砂糖 大さじ1
揚げ油 適量
グラニュー糖 適量(まぶす用)

手順とポイント

1. 乾パンを砕いてから、牛乳100mlを加え、軽く混ぜ合わせ15分ほど置いてしっかりふやかします。ここで牛乳の旨味が乾パンに染み込み、後味がまろやかになります。
2. ふやかした乾パンに溶き卵と砂糖を加え、全体が均一になるまでこねたら、10等分して棒状に整えます。
3. 180℃の油で、表面がカリッとした黄金色になるまでしっかりと揚げます。
4. 揚げ上がったドーナツに、まぶす用のグラニュー糖をたっぷりとまぶせば完成です。
ポイントは、乾パンの踏みしめた食感と牛乳や卵の持つしっとり感のバランス。生地がまとまらない場合は、クッキングペーパーの上で形を整えてから油に入れると、均一な揚がりが実現します。

乾パンを使うメリットと豆知識

乾パンは保存性が高く、賞味期限が3~5年と非常食としても優秀な食品です。その理由は、まず水分がほとんど含まれていないため、カビや腐敗のリスクが低いこと、さらに酸化防止のために密封包装されているからです。
また、乾パンの缶に一緒に入っている氷砂糖や金平糖には、以下のような効果があります。

糖分補給と唾液の分泌促進

緊急時や非常時には、水分不足やストレスがかかるため、口の中が乾きがちになります。氷砂糖や金平糖を舐めることで唾液の分泌が促され、乾燥しがちな乾パンを食べやすくする効果が期待できます。さらに、ほんのりとした甘みが気持ちを落ち着かせる働きもあり、心理的な安心感を与えてくれます。

非常食としての万能性

普段の料理に取り入れることで、食材としての新たな可能性が広がる乾パン。今回ご紹介したレシピ以外にも、スープのとろみ付けやパン粉の代用、さらにはサラダのトッピングなど、様々な活用方法が考えられます。普段の食生活にうまく取り入れれば、万が一の非常時にも普段慣れ親しんだ味を楽しむことができるため、心強い味方となるでしょう。

まとめ

今回ご紹介した「肉団子」「おはぎ」「ドーナツ」の3品のレシピは、どれも乾パンを使うことで驚くほどおいしく、そして手軽に作れるアレンジメニューです。
・肉団子は、乾パンのふやかしと油で揚げる工程で、しっとりふんわりの食感とカリッとした外側のコントラストが楽しめます。
・おはぎは、もち米と乾パンが融合することで、いつもの和菓子に新たな風味をプラスし、香ばしさがアクセントに。
・ドーナツは、牛乳や卵と乾パンの絶妙なバランスで、サクサクとした衣としっとりとした生地が見事にマッチしています。

どのレシピも、乾パンを砕いて水でふやかすだけのシンプルな前処理から始まり、素材の旨味を最大限に引き出す工夫が施されています。調理工程も手軽なので、料理初心者の方や、忙しい毎日を送る方にもおすすめです。
また、乾パンそのものの保存性や経済性にも注目すべき点があり、定期的に普段の食事に取り入れることで、非常時にも困らない「ローリングストック」としての使い道も広がります。
ぜひ、この機会に乾パンの新たな可能性を感じながら、家族や友人と共に楽しんでみてください。普段の料理に一工夫加えるだけで、驚くほどおいしいメニューに変身する乾パン。今後のメニュー作りに積極的に取り入れて、新しい味覚体験を楽しんでみてはいかがでしょうか。

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